砂糖部長が綿貫君をつかまえて、なにか文句をいっていた。棚卸しの日のことである。 「なんで、こんな数字書くんだよ」 口元がへの字になって、目をギョロつかせて、いかにも意地悪そうな顔になっている。 「こんな数字って、ぼくはいつもこう書いています」…
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