2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

綴じ込みページ 猫-32

盛夏を迎えて、ようやくミーヤの抜け毛がおさまってきた。 朝晩、ゴムのくしでミーヤの抜け毛をすき取るのが日課になっている。ミーヤがうちにきてから、ほとんど毎日、欠かさない。このゴムのくしは、インターネットで購入した。猫がよろこんでマッサージさ…

綴じ込みページ 猫-31

「貨物船句集」に猫の句は三句。 猫じゃらし化け猫も野を横切りし 猫踏んじゃった又踏んじゃった年暮るる 年の瀬や教授の訓示猫眠る ぼくが俳句をはじめたとき、「貨物船句集」は羅針盤のひとつだった。それをきいたら、句会のお仲間は、なんというだろう。

綴じ込みページ 猫-30

辻征夫という詩人に、「貨物船句集」(書肆山田・2001年1月10日初版第一刷発行)という句集がある。帯の表と裏に、詩人の清水哲男と小説家の小沢信男が推薦文(なんだろうな)を寄せている。 辻征夫にとって、「余白句会」は、無二の楽しみの座であったと確…

綴じ込みページ 猫-29

わが畏友、いて丁先生が、のちに俳号のもととなったその句を披露したのは、第1回そろり会がひらかれた2008年2月21日の夜のことである。まだ、そのときは、だれも俳号をつけていなかった(だから、句のあとに作者名を入れるのは、もちろん後付けである)。 凍…

綴じ込みページ 猫-28

ミーヤがキッチンの流し台の上で、なにかに猫パンチしていました。もしや、とおもって飛んで行くと、案の定、油虫でした。それも、けっこう大きいヤツです。 ぼくは、流し台の下からキンチョールを取り出しました(「ルーチョンキ」なんてコマーシャルが流行…

綴じ込みページ 猫-27

数日前、眠っているミーヤを抱いていたら、伸びた爪が目に入りました。ほとんど凶器です。そこで、そっとミーヤをおろすと、テーブルの箱から爪切りを取り出しました(この爪切りは、インターネットでみつけたのですが、ありがたいことに定価の半額になって…