2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

綴じ込みページ 猫-124

で、二足目を落札したあと、出品者に荷物を受取った旨を通知するとともに、ちょっと無駄口をたたいた。 N様 本日、無事商品が届きました。ご高配、有難うございました。 以下は、余談です。 これまで、実寸24,5cmの足サイズなのに、ずっとUK6 1/2EFのグレン…

綴じ込みページ 猫-123

「長靴をはいた猫」のお話をご存じだろうか。ぼくは、靴の話をしようとおもって、はじめて調べてみた。調べてあらすじがわかっただけで、ちゃんと読んだわけではない。関係ないが、うちのミーヤの爪が伸びて、ねえ、といって突然膝に前足を置かれると、とき…

綴じ込みページ 猫-122

「田村隆一とネコ」のつづき。 六〇歳を過ぎても一日一本ウィスキーを空けた田村隆一。初めて夫人の家を訪れた時も、正月の三が日は友人たちとドンちゃん騒ぎの酒盛りに明け暮れた。しかし一方で、愚痴も人の悪口も言わず、堂々としていて、物欲も名誉欲もな…

綴じ込みページ 猫-121

さて、「田村隆一とネコ」である。 「ネコには普段、猫用の缶詰をあげてましたけど、一缶じゃ足りなくて、もっと欲しがってね。」 田村夫人の述懐はつづく。 「主人はフグが好きでしたけど、ネコも好きで、フグを見るとパーッととびつくの。晩年、ネコの口が…

号外-6

ぼくの引用で、谷川俊太郎が誤解されては困るので、岩波文庫版「自選 谷川俊太郎詩集」のなかから(第一詩集「六十億光年の孤独」から詩人自身が選んだ四篇のうちの)つぎの一篇を掲げる。この詩につきうごかされて、ぼくは詩という深い森に迷いこむことにな…

号外-5

あけましておめでとうございます。 新年早々、調子にのって、「谷川俊太郎詩集 続」から引用します。前出「その他の落首」より「年頭の誓い」。 禁酒禁煙せぬことを誓う いやな奴には悪口雑言を浴びせ きれいな女にはふり返ることを誓う 笑うべき時に大口あ…