2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

銀座百点 号外18

大木あまり句集「星涼」(ふらんす堂刊)の帯には、自選十五句が掲載されている。帯に載せてあるくらいだから、引用しても叱られないだろう。 なんだか、いつも叱られているような気がする。だから、というわけでもないが、先日の句会につぎのような句を出し…

銀座百点 号外17

本棚を掃除していたら、「銀座百点」のバックナンバーが出てきた。見ると、2007年5月号(No.630)である。わざわざ本棚に挟んであるからには、なにか気になる記事が掲載されていたのだろう。目次をひらいて、目を通した。40ページ「今月のエッセイ」に海老沢…

銀座百点 号外16

先日、句会がひらかれたとき、白石正人さんは、「銀座百点」の「銀座句会」で秀逸をいただいたお祝いだといって上梓されたばかりの大木あまり先生の最新句集「星涼」をお仲間に配られた。星涼とは、集中の句「星涼しもの書くときも病むときも」によるものだ…

銀座百点 号外15

「銀座百点」10月号「銀座俳句」欄に、句会のお仲間、白石正人さんの句が「秀逸」で載っている。わが句会では、この欄選出は二人目である。 月光を浴びたくなれば寝返れり 白石正人 高橋睦郎の選評が添えられている。 白石正人さん、眠っている人が眠ってい…

銀座百点 号外14

「銀座百点」8月号の「銀座俳句」欄で、句会のお仲間、柚さんの句が佳作に載っている。選者は、高橋睦郎。 梅雨晴れや手足ののぞく乳母車 いはら柚 柚さんは、句会でも地に足のついた佳作を繰り出してくる才女である。妻であり、母親であり、まっとうな生活…

銀座百点 号外13

「銀座百点」を支えた一人ひとりを顕彰していたら、とてもじゃないが「号外」が終らない。第一、本編より長い号外というのもいかがなものか。致し方がないので、永井龍男を右代表として採り上げ、ほかのあまたの有識者は割愛の章にお引き取り願うことにする。…