2015-11-01から1ヶ月間の記事一覧

号外 たのしい編集-4

「たのしい編集」とはどんな本か。それは、目次を眺めてみるとわかるかもしれない。 第一章 編集 書名がすべて…………………………………………………..作品の主題 20 小さな物語……………………………………………………..目次の作法 24 ニヒリズムは戸口に立っている………………………..書き出しの作法 2…

号外 たのしい編集-3

その晩、ぼくも、早速、Amazonに注文した。本はすぐ届いた。 ぼくは、本を読むとき、たいてい「あとがき」から読む。「まえがき」がついていたとしても、「あとがき」を先に読む。むかしからずっとそうだ。きっと、せっかちだからだろう。 「たのしい編集」…

号外 たのしい編集-2

「たのしい編集」のカヴァーの、表2に折り込んだところに、まえがきのまえがきのような文章が掲げてある。 本を読んだり、書いたり、つくったりするのは、とてもたのしい。たのしいけれど、けっこう大変な作業でもある。35年にわたって、僕は本を編集してき…

号外 たのしい編集-1

「たのしい編集」という本がある。著者は、和田文夫と大西美穂。お二人は、ともに編集者。 奥付をみると2014年1月10日第1版第1刷発行とあって、かれこれ二年前に出た本である(ガイア・オペレーションズ発行。英治出版株式会社発売。定価2,200円)。 白い表…

綴じ込みページ 猫-232

TUMIのバッグをカミサンに買ってもらってから、二十年近く経つ。物持ちはわりといいほうだが、さすがのTUMIもいささかくたびれてきた。そろそろ交替の時期だろう。持ち主も相当くたびれているのだが、残念ながらこちらは交替がきかない。消耗して賞味期限が…

綴じ込みページ 猫-231

起業して、いちばんに必要な物は、ビジネスバッグだった。 銀座の洋品店では、通勤のときでも、サラリーマンが下げているようなバッグは持って歩かなかった。持ち歩く書類なんかなかったからである。しかし、上司の砂糖部長は、黒い鞄を提げていた。弁当箱と…

綴じ込みページ 猫-230

社報の「開眼 なんでも書評欄」には、「村上ラヂオ2」のすぐ下にあった秋元康の「スーパー・ビジネスマン講座」をとりあげることにした。 「秋元康のスーパー・ビジネスマン講座」(1996年・PHP研究所刊)は、新書版230ページ、ハウツーもののビジネ…