「布団の国」の王様どころか、白く乾いた地面の上に投げ捨てられた死体のように、少年は自分を感じた。そして、白い布団のひろがりの上に横たわっている、骨格だけになっている自分の躯を見まわした。 少年は、自分一人の力では、起き上がれなくなった。 (…
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