2015-06-28から1日間の記事一覧

綴じ込みページ 猫-212

「忘れられた詩人の伝記」(宮田毬栄・中央公論新社)の137ページに、「橇の鈴さえ 寂しく響く」とはじまる詩が載っている。東海林太郎が歌った「国境の町」の出だしといえば、たいていの(同世代の)人が知っているだろう。「雪の荒野よ 町の灯よ」とつづく…