2016-09-22から1日間の記事一覧

大木あまり句集「星涼」三頁〜四十頁

星涼 三頁〜四十頁 菜の花の色であるべし風邪の神 鼻に皺ある恋猫となりにけり 遠足の子や靴下を脱ぎたがる 猫に鈴われにおぼろの紐一本 日焼して億光年を話す子よ うち仰ぐ「裸のマハ」や避暑の宿 干し草は脱ぎたるもののごとぬくし かりそめの踊いつしかひ…