2016-10-09から1日間の記事一覧

大木あまり句集「星涼」百十五頁〜百五十二頁

星涼 百十五頁〜百五十二頁 瓜食べてときめく心なくもなく 馬の子のぬるりと生れ旱星 蝉の鳴く夜のコンビニの子供たち 糞引いて闘魚あらそふ夜明けかな 繕はぬ浮巣がひとつ風の中 水馬交むや影のなきごとく 幽霊は季語かと問はれ瀧の径 細長き森を出てゆくと…