綴じ込みページ 猫-218

 ミーヤが一年中、空調のよく効いた部屋で生活しているせいで、抜毛がめっきりすくなくなった、と春に報告した。しかし、これが誤りであったので、前言撤回します。


 原因はどうやらぼくで、あまりきつく梳いたらいやがるだろう、と勝手に思い込み、少々ブラッシングを手加減していたフシがある。猫のサラダ(猫草)を取り替えたら、ノッコノッコ歩いてきて、においをかいでからしきりに食べていたが、とたんにゲボされた。毛玉を吐いたのである。しかも、パパの布団の上で。
 

 長い歴史のある動物が、ほんの数年ですっかり体質が変わるなんて、そうそうあるわけないことがよーくわかった。